アプリ婚活のコツと、実際アラフォーシングルマザーが婚活2か月で10歳下(29)のフランス人経営者と婚約した方法

私の婚活体験記

 私は現在国際アプリ婚活と日本人同士のアプリ婚活のサポートは5年目、日本の結婚相談所の仲人業は4年目になり多くの成婚に携わってきて、アプリも相談所も、日本も世界も広く総合的に婚活市場を見てきました。その経験を踏まえて、難易度の高いアプリ婚活を成功させるために参考にしていただきたいポイントをまとめました。後半は実際に私がどう具体的に考えて動き、シングルマザー婚活を成功させたかという経験を書きました。

–アプリ婚活の基本的な考え方

 いつも皆さんに言うのは、アプリ婚活というものは

「広大な沼に沈む数粒の砂金を、数か月間、日がな泥を掬ってひたすら探し当てる作業」

「当たりが1個しかない1000個玉が入った福引をひたすら回す作業」

という事。なんとなくやると極少数しか存在していない、お互い好きになれる真剣な人を引くまでに殆どの人は振り回され疲弊してやめたくなって、「アプリに結婚に繋がる良い人はいない」と結論付けてしまう。そうではなく誠実で素敵な人は実際存在するけれど、遊び目的/付き合い目的が多すぎてそこにたどり着けないだけである。

–男性の結婚に対する考え方に沿った運用方法

男性が結婚を決めるときは以下2つの条件が重なったとき。

仕事などが一段落して自分自身が結婚してもいいと思うタイミング

②結婚したいと思える本命女性に出会ったとき

どちらかが欠けては成立しない。そして男性は、特に婚活で出会う女性を後でじわじわ好きになることは非常に稀である。相手女性と会って少し話せば無意識にでもなんとなく結末は決まってしまうので、3か月もあれば相手が自分と結婚したいかどうかは答えが出ている。なので入り口で効率よく選別する事で、短期で運命の人を見つけることが可能になる。逆に入り口で本命候補に入れなかった場合、「何年か付き合っても彼が結婚してくれなくて別れたら、彼が数か月後に他の女性と結婚した」という事が起きる。

–実際成婚された方々からのアドバイス 

 実際成婚された相談者さん達が皆口を揃えて言うのは、「とにかく数を打つ事」。当たりの含有率の極めて少ないアプリで、自然にときめく相手に出会い、一喜一憂して振り回されるとメンタルに負担が掛かり、十分な数を打つ前に諦めてしまうので、ある程度真剣な人を絞り込むまでは無心でシステマティックに運用して、心を守りながら多くの人を見る効率が鍵となる。それも可能な限り、メッセージや電話やビデオ通話のオンライン上で絞るとより良い。私は1歳の子供がいたので外出することが難しく、オンライン上で大量の人を選別して、実際対面で会ったのは5~6人程度だった。どの人と結婚しても幸せになれるだろうな。という良い人達ばかりだった。この人数も少ないと驚かれるけれど、結婚相談所の成婚者のお見合い回数の最頻値は5回~9回なので、これも婚活ならば普通の範囲だと思う。

上記を踏まえて、破格の条件の相手と早期成婚した私自身の経験

 自己リサーチの肌感から、日本市場は厳しいと判断した39歳シングルマザーの私。海外に活路を求めて海外のマッチングアプリをダウンロードし、早速大量のメッセージが届く。が、遊び/付き合い止まりの目的が大多数のアプリで、このとんでもない数のメッセージの中から、真剣で我々母子を愛してくれる素晴らしい人をどうやって引き当てれば良いのか途方に暮れた。一歳児を抱えるフルタイム労働シングルマザーの私には、時間的な余裕は一切ない。

-「日本では女性の年齢が最大のファクター」という事以外は、国際/国内婚活のやり方や結果に大きな違いはない

 私は自身の経験から、仕事や人付き合いなどで国の違いを感じることはあっても、結婚に近いレベルで個人が深い関係になる場面では、国や文化よりも個人の考え方の違いの方が遥かに大きく、外国人だから。日本人だから。と語れる事はないと考えている。より人間の本能に近い部分だからだろうか。日々相談者さんを通じて大勢の日本人や外国人の男性の反応を見ているけれど、面白い程に両者に違いはなく、同じ結果も得られている。ただし私が国際婚活にシフトした理由でもある唯一の大きな違いは、日本は女性の年齢が最大のファクターである事。海外でもこれは大事ではあるが、日本ほど影響が大きくない(中国と韓国は日本と大体同じ)。これ以外は国際婚活も国内婚活も基本は同じと考えて読んで頂きたい。

–理論的なアプリの運用ルールを構築

 私は定量的に分析/トレードする金融のクオンツトレーダーだった。金融市場と婚活市場の原理が近い事には気付いていたので、統計や確率の概念をベースに、テクニカル/ファンダメンタル分析の要領で理論上最も効率的であろう運用ルールを作成した。そこで利用されるデータレイクは自分の人生経験からだけでなく、相談おばさんとして友人や同僚、職場の後輩など多くの人の相談に長年乗ってきて収集した大量の情報である。(男性の本能、社会的/性格的にグループ化された行動/思考の傾向など)

 簡単に言えば、最初に相手のアプリにいる目的を確認して(直接的/間接的に慎重に偽りを炙りだす)、可能性のある相手には深く刺さるように接して可能性を最大化。そうでない相手はどれだけ条件が良くても速やかに諦める。最後に複数人の中から慎重に吟味して、一番相性が合って好きになれる相手を選ぶ。運用ルールに沿って、効率化してこれを実行するだけ。

自作の運用モデルを回して高速で捌いていくと、誠実で人間性が良く、期待値が高いお相手を自然に数人に絞れたので、3週間でアプリ使用を中止。その後5週間で全員と向き合って1番最適な相手を選び、(ここは海外でいうならデーティング。結婚相談所で言えば仮交際に該当するフェーズ)フランスの義両親と夫の会社の社員達に紹介されて、結婚しようと2人で決めて私の婚活は終了した。ここまでアプリダウンロードから合計2ヶ月。

 スピードが早いように見えて驚かれるが、同じ方法をここ5年で多くの方々に試して貰ったところ、私のように散々色々な事を経験して、自分の求める物や自分の市場価値をクリアに理解している人は開始3ヶ月以内に決まる事が多い。あいまいな認識でスタートした方は、徐々に活動を通じて自分自身と向き合い、意識と現実の市場を上手く合わせていく事によって半年から1年位必要な印象。結婚相談所も、初対面のお見合いから最長6ヶ月で成婚退会する公式ルールがあるので、婚活として活動するのであればそれ程特別早いタイムラインでもない。

 また沢山の方をサポートして気づいた非常に大事な事。

 その方の市場価値、すなわち若く、美しく、素晴らしいキャリアがある方より、それらが相対的に劣っていても、現実を理解して理想と現実のギャップが少ない事の方が速やかに満足する成婚が出来ている要するに幸せな成婚は自分自身の心の持ちように掛かってるので、年齢や見た目や経済力を気にして挑戦しない事はナンセンスだと考えている。

 相談者さんに私のアプリ婚活ルールの一つ一つのステップを理由と共に説明していくと、「ものっすごい理論的で効率的ですね?!」と皆さん同じ事を言って驚かれる。最終グループに絞り込むまではとてもシステマチックなので、この再婚を“運が良かったんですね!”と言われる度に、私の中の鈴木雅之がアップを始める。

また最もよく驚かれるポイントの一つ。人間性を最優先で相手を探した上で更に、私の条件に対して夫含め、最終候補のお相手達の条件がかなり良かった事(夫は出会いは29歳、他2人も20半ばと20代後半で収入も高かった)。これは何千というかなりの人数をスクリーニングしたので、母数が大きい事により統計学的に言えば、分布の範囲が広く最大値も大きく取れたのだと考える。それどころか外れ値をとれたのかもしれない。もう一つ考えられる理由。国際婚活市場が多くの国を跨いでいるが故に、国内婚活よりも市場全体に価値観にブレが生じているので、市場の歪みが生じて私に有利な裁定取引(アービトラージ)が成立した事。

夫個人のミクロの視点からの理由は、①妻には自分の経営する会社を理解して貰いたいので、ITか金融の専門職の女性を求めていた事。しかし男女平等のフランスでも、その職業の女性に限ると人数がとても少なかった。そこで私に出会い、②見た目がたまたま好みで、アジア人という事も手伝って同世代に近く見えた事。③直前の彼女が3歳下の26歳で、感情的な所があり疲れてしまったので、成熟した女性を求めていた。という三つの理由で「この人しかいない!」と、写真と最初のメッセージで刺さった。

ここはとても大事な所。まだ29歳だったので、「2、3年付き合って33位で結婚する彼女が欲しい」と漠然と考えていた所に「1年以内の結婚」と言い切る私が現れたので最初は驚いたけど、すでにかなり気に入っていたので、「経営も安定したし、1年も3年も変わらないか」と即答で了承した。これが数年前で会社が安定していない頃だったら、いくら好きでもイエスと言っていなかった。と最近言っていた。女性は多少自分の仕事などが落ち着いていなくても結婚は出来るが、男性は自分のタイミングありきである。

 アプリ婚活で運命の人を探し当てられるかどうかは、基本構造と男性心理を理解し、効率をいかに上げて数をあてられるか。という事に掛かっているなと、私の経験と多くの相談者さんを見てきて常々思っている。

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