20代フランス人経営者と39シンママがスピード婚に至った経緯②~困惑の初デート

私の婚活体験記

 これまでのあらすじ。「あの人じゃないといいな」と遠目でうっすら思った、謎の大荷物でキョロキョロうろうろしていた欧米人が緊張した笑顔で目の前に来た。そして青年の艶々の肌の美しさ、見た目の可愛さで圧倒的劣等感のダメージを食らうバツイチ中年子持ちの三重苦。

20代フランス人経営者と39シンママがスピード婚に至った経緯①マッチングから初アポ 前回までのお話し

※皆さんによく驚かれる事、「何で中年シンママが年下経営者と婚活2か月で婚約?!」への回答を実践的なアプリ婚活のコツと共に理論的に下記リンクにまとめました。ご自身の婚活での認識や戦略のご参考にしてください!

アラフォーシングルマザーが、婚活2か月で10歳下(29)のフランス人経営者と婚約した方法とアプリ婚活のコツ

アプリ婚活、彼氏は簡単に出来るのに結婚に至らない理由

それまでに既に10日ほどチャットでたくさんお互いの話をしていて、友情の様な絆が生まれていたのと、フランスの文化を知らず、一年程住んだアメリカのノリで「おー!やっと会えたねー!」と軽くハグをしたら青年が固まってしまった。身体になるべく触らない体勢で、青年に恐る恐る背を軽く2、3回叩かれ、初手で失敗した事に気づいた。

凄く嬉しそうにニコニコしているが、ガッチガチに緊張している彼。お土産だと言って、持っていた例の大荷物を渡された。紙袋4つの中身は、

①彼の推しのフランスワイン三本

②彼の経営する会社のノベルティグッズ各種

(私の母が「何だかわからないけど書き心地が素晴らしいのよこれ!」と絶賛して、この中に入っていたペンを未だに愛用している)

③私の息子へ、箱に丁寧に入ったフランスブランドの子供服4着(ジャカディ、カティミニなど)

④フランス製のおもちゃ二箱。

!え!何この人。めちゃめちゃいい奴じゃん!「あの大荷物の不審な欧米人じゃなければいいな」とか思って悪りぃ悪りい

なんと気前のいい青年。半分以上が私の1歳の息子へのプレゼントとか、欧米人青年型のただの神かな?感動しながら艶々の青年にハグしてお礼を言う。再び固まる青年。悪りぃ悪りぃ。

※便利な豆知識 夫はデートのエスコートなどは慣れている感じだったものの、男性はガチ本命女性の前では嫌われないように慎重になって挙動不審になったり、重くキモくなりがち。

東京に出張で来たフランス青年が、孫の為に沢山のお土産を用意して、大荷物を抱えて上野駅に降り立った青森の老人に見えてきた。

その時ある事に気づいた。

お土産が多すぎて持ち歩けないというか、一度に持つ事すら不可能!

まさかの事態に困惑し、外国人に貰った大量のお土産を、目についたフロントから自宅へ宅急便で送るという、予想外の謎イベントから運命の初デートが始まった。

 正午の待ち合わせだったので、目についたホテル内の寿司屋に入った。高層階の眺めのいい落ち着いた雰囲気の店内で、窓際の席に着いた。数万円掛かってそうな沢山のお土産を貰ってしまったし、そもそも私が10歳も年上だ。当然私が払うつもりで注文して、向かい合って落ち着いて初めて話してとんでもない事に気づいた。

流暢に英語が話せない上に、フランス語訛りが強くて3割くらいしか言ってる事がわからん!

今思い出そうとしても、もはやここで何を話したか一切覚えていない。彼の言いたい事が通じない時は、一生懸命携帯で単語を調べて私に見せてきて、両者全集中の呼吸で意思疎通していた事だけ覚えている。

大体食べ終わって落ち着いた頃、青年が

そろそろ出ようか。お手洗いに行かなくて大丈夫?

と聞いてきた。これはいつものあれや!と思ったけど、流れで促されるままトイレに向かい、戻ると案の定、会計済みの彼が店の前で待っていた。

マジで、本当、頼む。あんな沢山お土産頂いたし全然歳上だし、マジでホントこれは払わせて。

と困り顔で必死に頼む私。側から見たらmuch older much older 言ってる怪しい中年だったと思う。

飲食店でよく見る、50代~60代の女性達が「いいの!ここは私が出すから!」「だめよ!いいから私に払わせてよここは!」「いや○○さんにはいつもお世話になってるんだから本・当にいいの!」「ちょっと、こないだもあんないい物頂いちゃったのにもーやだー」と暫くやっているあれを、齢39にして見知らぬフランス青年とガチ目にやる事になるとは夢にも思っていなかった。

良いから良いから。おいしかったね。と笑顔の青年。言ってる事3割しかわかんねえがマジで良い奴や。こんな怪しい変な10歳も上の女に大量のお土産をくれて、あまつさえ1万円くらいのランチ代も出してくれるとか良い人過ぎて申し訳なさすぎる。

 その後、新宿御苑を散歩してスターバックスに入り、混み合う店内で席を確保すると、青年が

Stay tune 

と言い残して去っていった。ラジオでCMに入る前に“チャンネルはそのまま!”とDJが言うあれである。突然ラジオDJとなって消えたフランス人に困惑していると、何やらレジに並んでコーヒーを買おうとしている。“I will be right back”的な事が言いたかったのだと察し、今後は彼とのデートでは連想ゲームを楽しむ事にした。

デート開始3時間近くが経ち、推測と連想ゲームに神経を張り巡らし脳が疲弊してきた。

めっちゃ良い奴で見た目も可愛いけど(東山紀之的な塩顔アジア人にしか人生を通して興味を持ったことがないので、タイプではない)、基本無表情で何より英語で意思疎通困難でいまいち掴みづらいし、ただでさえ1歳児を抱えてフルタイムで働きながら鬼婚活して、他数人と同時並行で会ってる色々限界の中年シンママは、疲れで何が何だかわからなくなってきていた。

コーヒーを手に戻って席に着いた彼が、予想外のタイミングで切り込んできた。

実際会って僕の事どう思う?今後も会って貰えるか、君の気持ちを知りたい。

出し抜けにスタバでカジュアルに割と大事な事聞くじゃん?!

ていうか結構めちゃくちゃなデートだったけど、私の事気に入ってくれてたの?

キツネにつままれた気分で予想外の展開に慌てる中年。

2人の行方は如何に?!

20代フランス人経営者と39シンママがスピード婚に至った経緯③~デーティングの始まり方に続く


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