国内でさえ身元のわからないアプリ婚活は注意が必要なのに、子連れで国際アプリ婚活になるともうそれは、魑魅魍魎が跋扈する百鬼夜行の世界に赤子を抱えて丸腰で行くようなものである。
しかし私は39歳子持ちシングルマザー。この条件で子供が物心つくまでに速やかに確実に幸せな家庭を築きたいとかいう無理難題を願うなら、もうつべこべ言わずに世界に飛び出し向こう見ず野郎と化すのはやぶさかではない。
そこでリスクを最小限に、目的に対しての最大の効果が得られるであろう私独自のシングル国際婚活基本方針を打ち出した。
①付き合い目的、遊び目的の相手は徹底排除
小さな子供がいてハードな仕事もしていると遊び目的は勿論のこと、数年付き合って決めたい系(アプリ婚活ではほぼ結婚する気なし)なぞに、そもそも時間が取れないし私には先の見えない精神的負担が大きすぎる。
あと新しい相手が子供を欲しいと希望した際、高齢の為に確約はできないものの、高度不妊治療で産めるのあれば産みたいという希望もあったのでなるはや希望。
「こっちは子連れフルタイム労働ババアで時間ないんだよ。さあ冷やかしなら帰ってくんな!」
というメンタルである。
目的が違う人を誤って呼び込んでしまうとお互い時間の無駄なので、ふるいに掛ける作業は怠らなかった。
遊びでしか相手にしてくれなかったり脈がない人は、どんなにタイプで条件が良くても潔く諦めるのも婚活の肝。
私の過去の経験、結婚相談所の男性会員さん、多くのケースを見てきたプロの男性仲人にまでリサーチをした結果が以下。
男性は最初にその女性に惹かれなければ、時間が経って気持ちが下がる事はあっても上がる事はほぼない。職場などの自然な出会いで、長期接する事で印象が変わる事はあるけど、婚活で出会った女性に対してはまずない。
どんなにいいと思っても、最初に頑張っても刺さってくれない相手は断腸の思いで諦めるべし。
②根拠ゼロで自尊心を爆上げ、不誠実な男を弾く厳しいセンサー搭載
私が一番恐れたのは不誠実な男、若しくは数年真剣に付き合った後に「やっぱり結婚は難しいかもしれない」とか言い出すある意味ヤリモクより質の悪い、付き合い目的系男(後日記事にしますが、男性は出会いで無意識にでもほぼ結論が決まってる事が多いので、初期の見極めでこれはかなり回避できる)に引っかかり、ただでさえ色々抱えてギリギリに生きているのに、精神不安定状態に陥って子供が犠牲になる事だった。
私を1ミリでも蔑ろにする=私の子を蔑ろにする事になるので、
「私は自分より大切な守るものがある。その為に弱者なのに健気に頑張る私は凄い。偉い。そんな私を食い物にする奴は絶対に許さない。秒で噛み殺す」
と自己暗示で無理矢理自尊心を爆上げして、不誠実な男に付け入らせるスキを与えない事は常に意識していた。
ニコニコ明るく余裕に振る舞っていたが、内心では子供を守る野良犬の如く、動く物全てが捕食しようと狙って来る敵に見えて
「ふざけた真似してみろ。二度と生き返らぬようハラワタを喰らい尽くしてくれるわ!」
というドラクエIIIのバラモス的マインドで婚活していたお陰で誠実な男性がスムーズに集まり、雑に扱われる事は殆どなかった。私の中のバラモスが守ってくれたのである。
ああいう連中は優しく自尊心の低目な女性を嗅ぎつけて寄ってくるのであり、私のような「妖怪・根拠ゼロ自尊心爆上がり反撃型子持ち婆」などという面倒で気味が悪い生き物は見向きもされないので、棲み分けはバッチリである。
不安で弱って自尊心が一時的に下がったシングルマザーを食い物にする最低な男の話も耳にしていた。そういった心理状態の女性はまずは心をゆっくり癒して、自尊心を回復させてから出会いを探した方がより魅力的に映り、より良い相手に巡り合えてお子様を守る事にも繋がると思います。
③私と子供を愛してくれる人格者なら後で好きになる可能性大だから、タイプでなくてもしばらく会う
初婚時は「180cm位でー、年収2500万は欲しいねー、塩顔イケメンでー」と下らない事をかなえて満足し、肝心の人格でスベって人生最大の痛恨のミスを犯した私なので今回は逆張り。
上記2点の婚活基本方針だけで読むとそっけない強気の女のように見えてしまうので勘違いされがちだが、実際は物凄くフレンドリーで感じのいい対応を心掛けていた。
成婚した相談者さん達と今でもよくお話をして、成功のコツを常に研究し続けているのだけれど、皆共通して言える事は以下
・タイプのイケメンでなくとも、清潔感がある誠実そうで見た目もそこそこの相手なら、人として尊重し、ひとまず相手を好意的に知ろうとする姿勢を見せる。
・楽しい会話を心掛け、こちらも話題を振るなどする。
相手の見た目やスペックなどの表面的な部分だけ見てモチベーションが上がらない。と受け身でそっけない態度をとっていると、爆美女でない限り、見た目の良いヤリモクやモテずに困っているタイプの男性しか来なく、「遊びの男か変な男しか来ない。アプリに誠実で結婚に繋がる人はいない」になって疲れて辞めてしまうパターンは本当に多い。
結婚相談所でも言える事だけれど、誰に対しても態度を変えずに感じよくとりあえず話してみる。の姿勢の方は、常識的で謙虚で優しい人間性が相手にも伝わるので、結果的に魅力的な男性とスムーズに結婚していく事が多い。競争率が高い男性ほど目が肥えていて、こちらの内面を見透かしてくる。
私の場合は、誠実で心が温かく、こんな私と子供を愛してくれる人。もうそれだけで私にとって素敵な男性、神なので、スペックや見た目(タイプでなくても、まあまあOK程度で十分ですという感覚)は気にせず取り敢えず会い続ける事を決めていた。
※私の好みは39年間、色白、塩顔、東山紀之/及川光博系アジア人で統一されていたのでこれは大きなチャレンジだった(アホですみません)。
初期のときめかないとかタイプじゃ無い等のインスピレーションは、私にとって相手を切ってしまうほどの絶対条件ではなく、それより子供をポーズ無しで心から大事にしてくれる人間性に深く恋をする事が絶対条件だった。
ほぼ人間性だけで決めた夫が、たまたま年齢や収入面などで条件が良かっただけ。と当時は思っていたけれど、多くの方の結婚サポートの経験を通じて、私のこの婚活の基本姿勢が結果的に競争率の高いタイプの相手(夫の他の最終候補の二人も20代後半の高収入男性だった)を引き寄せたのだと最近になって気が付いた。
この基本方針をブレずに持って活動すれば、ぐっと成婚に近づくので参考になさってください!
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